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芳川堤防の桜が、ちょうど見ごろとなりました。 この冬は割合寒い日が多く3月に入って急に暖かくなったので桜の開花は平年に比べてかなり早いようです。 昨年よりも約1週間早い見ごろとなりました。 この桜が年々立派になって行くのは本当にうれしいことです。 ★4枚目の写真は八柱神社の裏手に植えられている「蒲ザクラ」です。 こちらも今が見頃。 花はずいぶん白っぽいですね。 この樹の他にも蒲小学校や小宮公園など蒲地区に約20本ほど植えられています。 この「蒲ザクラ」は埼玉県北本市の「石戸蒲ザクラ」から分けていただいたものです。 石戸蒲ザクラはエドヒガンザクラとヤマザクラの自然交配によるものだそうです。 樹齢は800年と推定され、三春滝桜や薄墨桜と並んで「日本五大桜」の一つに数えられています。 この桜については面白いお話があるので、ご存知の方も多いと思いますが簡単に紹介しますね。 時は鎌倉時代。 源頼朝の異母弟である源範頼は子供時代を蒲村で過ごし、「蒲冠者」(かばのかじゃ)と呼ばれるようになりました。 のちに成長して平氏追討の戦いなどで大きな手柄を立てました。 しかし義経と同じく頼朝から謀反の疑いをかけられ、伊豆修善寺に幽閉されて没したと伝えられています。 一方で、修善寺では死なず埼玉の石戸へ逃れたという話も残っており、その時ついてきた杖を地面にさしたものが根付き「蒲ザクラ」になったと言い伝えられています。 自然交配によるものなので本来は1本しかないのですが、このような因縁から特別に培養して分けていただき、数年前に蒲地区内に数本植えられたものが、こうして見事に花を咲かせているというわけです。 また一昨年、浜松市の市制100年を記念して「100夢プロジェクト」が行われましたが、その一つとして、この蒲ザクラを100本培養して増やし、地域内の芳川堤防に植えようという計画が現在進んでいるところです。 |